- HOME
- 論文・出版物
- 単行本・研究所編纂出版物
- 『日蓮の心』
『日蓮の心』
内容
800年前の地震、疫病、貧困、そして戦乱という「危機の時代」に、日蓮大聖人はどのように生き、苦悩する人々に希望を与えたのか。その人間的魅力に迫るのが本書である。東洋哲学研究所では、第3研究プロジェクト「日蓮仏教の文献学的、思想的研究」で研究会を重ね、日蓮大聖人御生誕800年にあたり、「国家観」「女性観」「生命観」「平和論」ほか、多様な視点からアプローチした8編の論考を収録している。
【目次】
・序にかえて………桐ケ谷 章(東洋哲学研究所所長)
・権力の安泰から民衆の平和へ――国家観………佐藤 弘夫(東洋哲学研究所委嘱研究員)
・日蓮思想の根拠――法華経………菅野 博史(東洋哲学研究所副所長、主任研究員)
・安穏といくさ――平和論………小林 正博(東洋哲学研究所特任研究員)
・万人の成仏――女性観………栗原 淑江(東洋哲学研究所主任研究員)
・困難を乗り越える力――仏法の道理………小島 信泰(東洋哲学研究所委嘱研究員)
・人生を開きゆく好機――末法観………若江 賢三(東洋哲学研究所委嘱研究員)
・人間・動物・環境――生命観………前川 健一(東洋哲学研究所研究員)
・南条家に見る師弟の交流――供養の志………梶川 貴子(東洋哲学研究所研究員)