2024. 12. 21
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第3回連続公開講演会「AIと信仰・宗教・思想」
【全4回】連続公開講演会「AIと信仰・宗教・思想」開催趣旨はこちら
講 師:亀田 多江氏(創価女子短期大学教授)
テーマ:生命尊厳の哲学を根幹にしたAI活用を目指して
要 旨:要旨はこちら
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◆開催日:2024年12月14日
◆方 式:YouTubeライブ配信(オンライン)
講演内容は「東洋学術研究」に掲載予定
講演では、創立者・池田SGI会長とアナトーリ・ログノフ博士との対談集『科学と宗教』を基に、AIと人間の関係性について哲学的・宗教的な考察を展開。特に、科学は宗教と対立するものでなく、共に協調して発展する存在であるという視点から、生命や意識の本質について論じた。そして、テクノロジーの進歩が人間の存在理解を根本から変える可能性を指摘し、意識のアップロードや不死の問題など、生命の本質に関わる新しい課題について宗教的・倫理的な考察を述べた。また、高齢者福祉施設や保育園でのロボット活用の実践例を示しながら、生物と機械との境界への視点を通して、AIの発展が加速する現代においてこそ、人間の精神性がより重要になってくると強調。生命尊厳の哲学を根幹に置いた科学技術と人間精神の調和的発展の重要性を訴えた。