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第1回連続公開講演会「AIと信仰・宗教・思想」

【全4回】連続公開講演会「AIと信仰・宗教・思想」開催趣旨はこちら

 

◆講 師:石黒 浩氏(大阪大学大学院教授、同大学栄誉教授)

◆テーマ:AIと人間

◆要 旨要旨はこちら

◆略 歴略歴はこちら

◆開催日:2024年11月16日

◆方 式:YouTubeライブ配信(オンライン)

講演内容は「東洋学術研究」に掲載予定

 

講演では、アンドロイドやロボットの技術開発を通じて人間の本質を探求してきた知見を披歴しつつ、「人間とは社会の中で他者との関わりを通じて人間となっていく存在であり、心は他者との親和的な関わりの中で生まれるものである」と指摘した。そして、自我は多様な他者(ロボットやAIを含む)との交流を通じて形成されていき、人間は生身の体の制約に縛られる存在ではないと論じた。また、遺伝子による進化よりも技術による進化の方が遥かに速く、人間は技術によって身体的制約から解放され、様々な「体」に宿る精神体として進化していく可能性について論究。こうした哲学的考察のもと、アバター技術による社会実装の事例を紹介し、高齢者や障がい者を含む誰もが参加できる「人間アバター共生社会」の実現を訴えた。

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