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法華経展の記念講演会に敦煌研究院・王慧慧研究員を招聘

マレーシア・ジョホールバルのSGIアジア文化教育センター(ACEC)で開催中の「法華経――平和と共生のメッセージ」展の共催機関であり、2018年に東洋哲学研究所と学術交流協定を結ぶ敦煌研究院から、石窟文物保護研究陳列センター副主任の王慧慧研究員を招聘し、12月14日と15日の2日間にわたり記念講演会が開催された。

 

14日は、ACECにて「法華経の歴史的文物と現代世界へのメッセージ」をテーマに講演会を実施。会場参加270人、オンライン参加1,200人の計1,500人が参加した。講演では、敦煌の地理的特性と多文化共生の歴史、そして法華経の教えとの深い関連性について解説があった。王研究員は「法華経が示す『衆生平等』『万人に仏性がある』という思想と、敦煌石窟に表現された多民族・多文化共生の精神は本質的に一致している」と強調。また「池田大作先生が示された『全人類が生命の根底から蘇生し、全世界が真の平和の楽土となる』という思想こそが法華経の根本目的である」と述べた。

 

翌15日には、クアラルンプールの創価学会文化会館にて「常書鴻と池田大作」をテーマとした講演会を実施。会場550人、オンラインで1,450人の計2,000人が参加した。講演では、敦煌研究院初代院長・常書鴻氏の生涯と創立者・池田SGI会長先生との深い友情について解説。特に、1980年の両氏の出会いから始まる深い友情、敦煌芸術の保護における協力関係、そして両氏の崇高な理想と献身的な実践について詳しい紹介があった。王研究員は「池田先生はいつも『世界のどこに行きたいか』という問いに『中国の敦煌に行きたい』と答えられていたそうです。この運命的な縁は日中友好、そして敦煌芸術の保護における大きな協力へと結実することになりました」と語った。

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