「法華経――平和と共生のメッセージ」展(アルゼンチン)

サン・ミゲル・デ・トゥクマン展

南米アルゼンチン2都市目となる「法華経――平和と共生のメッセージ」展が11月22日、サン・ミゲル・デ・トゥクマンの国立トゥクマン大学で開幕した。同国での開催は、首都ブエノスアイレス・サルバドール大学での展示(9月25日~10月6日)に続くものである。

 国立トゥクマン大学は、アルゼンチン北部に位置し、同国屈指の総合大学として知られている。展示会は、東洋哲学研究所とともに、同大学アジア・アフリカ研究所とアルゼンチンSGIの共催で実現。同大学の創立100周年を飾る行事となった。

 会場となった国立トゥクマン大学には、仏教流伝の歴史を紹介するパネル、貴重な写本の複製をはじめ、ロシア科学アカデミー東洋古文書研究所やインド国立公文書館をはじめ世界の学術機関との協力によって発刊してきた「法華経写本シリーズ」などが展示された。
 
 開幕式典は22日、同大学のアリシア・バルドン学長、アジア・アフリカ研究所のリリアナ・パラシオス・デ・コシアンシ所長ら大学首脳、トゥクマン市民が多数出席して、盛大に開催された。

 29日には閉幕式が行われ、席上、東洋哲学研究所創立者である池田SGI会長による東洋思想の普及と世界平和への貢献を讃えて「栄誉賞」が贈られた。
 あいさつに立ったアジア・アフリカ研究所のリリアナ・パラシオス・デ・コシアンシ所長は「アジアには、豊かな文明や文化、思想が生まれました。英知の最高峰である法華経の精神を広める池田博士の行動は、年を経るごとに、世界の平和に寄与することでしょう」と述べた。
 また同日、「法華経の世界的流布」等をテーマに、サルバドル大学東洋学学院のカルロス・マヌエル・ルア院長による特別講演会が開かれた。
 国立トゥクマン大学での展示会には会期中、2500人が訪れ、大きな反響を呼んだ。

◆主催:東洋哲学研究所、国立トゥクマン大学アジア・アフリカ研究所、アルゼンチンSGI
◆会場:国立トゥクマン大学(サン・ミゲル・デ・トゥクマン

◆開催日:2014年11月22日~29日


ブエノスアイレス展

世界12カ国・地域目の開催となるアルゼンチンでの「法華経――平和と共生のメッセージ」展が9月25日、同国の首都・ブエノスアイレスのサルバドル大学で開催された。同大学は、中南米随一の東洋学研究の拠点として知られている。今回の展示会の開催は、同大学にとって大きな意義を刻むものとなった。

 展示会には、ロシア科学アカデミー東洋古文書研究所などの協力を得て、“ペトロフスキー本”などの貴重な写本(複製)や、“ギルギット写本”などの「法華経写本シリーズ」、仏教流伝の歴史を伝える豊富なパネルなどが出展された。

 開幕式には、アルゼンチン歴史アカデミーのフアン・ホセ・クレスト総裁、池田大作国際平和研究センターのフランシスコ・デリッチ所長、同大学東洋学学院のカルロス・マヌエル・ルア院長をはじめ、各界の来賓・大学関係者が出席し、テープカットなどが盛大に行われた。
 席上、同学部から東洋哲学研究所の創立者である池田SGI(創価学会インタナショナル)会長に「顕彰状」が贈られた。これは、SGI会長の「東洋哲学の研究の推進」「法華経の平和思想を世界に広げた功績」を讃えたものである。
 期間中、3100人の観賞者が訪れ、大きな反響を呼んだ。

 開幕式では、来賓から以下の祝辞が寄せられた。

 「法華経は『一人』の無限の可能性について説いています。その希望の哲学を現代に具現化されているのが、東洋哲学研究所創立者である池田SGI会長なのです」(アルゼンチン歴史アカデミーのフアン・ホセ・クレスト総裁)

「“法華経展”は、私たちに平和と共生のメッセージを発信し、未来の世代へ伝えるようにと促す展示会なのです」(サルバドル大学東洋学学院のカルロス・マヌエル・ルア院長)

◆主催:東洋哲学研究所、サルバドル大学、アルゼンチンSGI
◆会場:サルバドル大学(ブエノスアイレス

◆開催日:2014年9月25日~10月6日

注目記事

Share
Tweet
LINE