「人類の遺産・仏教経典―池田SGI会長とロケッシュ・チャンドラ博士との交流」展
概要
このたび、インドの「偉大な文化の巨人」と仰がれるインド文化国際アカデミー理事長のロケッシュ・チャンドラ博士から、東洋哲学研究所の創立者である池田SGI会長に、1,000冊を超える「人類の重宝」たる貴重な仏教経典等が寄贈された。
これまでも博士は「池田SGI会長は、仏教の滅亡したインドにさらに豊かなかたちで仏教を返してくださいました。法華経を世界に広めてくださいました。そのお礼に」と、「世界法華経宣揚大功労賞(ラグヴィラ賞)」を贈られ、父君ラグヴィラ博士の遺品である、“ガンジーが読んだものと同じ「法華経」”等も寄贈されている。
今回の寄贈についても、博士は「これらは池田先生のもとにあることが一番生かされ、価値あることだと信じます」と語られている。これらの真心の品々を、SGI会長の了承のもと、展示会で紹介させて頂く運びとなった。
本展では、SGI会長と博士との30年間におよぶ友誼の歴史を振り返るとともに、同アカデミーおよび創立者・ラグヴィラ博士と後継者・ロケッシュ・チャンドラ博士の父子の偉業を紹介する内容となっている。
主催:東洋哲学研究所
会場:戸田記念国際会館(東京・新宿区)
開催日:2008年(平成20年)3月19日~30日
主な展示品から
(ロケッシュ・チャンドラ博士から池田SGI会長へ贈られた品)
- ラグヴィラ賞(世界法華経宣揚大功労賞)の盾
- インド文化国際アカデミー「最高名誉会員証」
- 法華経の写本(ペトロフスキー本)全二十八品のマイクロフィルム
- 「チベット大蔵経・法華経」(北京版、ナルタン版、ウルガ版のDVD)
- 「モンゴル大蔵経・法華経」(DVD)
- 「敦煌莫高窟」 (拓本)
- 「影印宋磧砂蔵経」
- 「宋蔵遺珍」
- 「頻伽精舎校刊大蔵経」
- チベット語の経典版本
- 西夏語「大蔵経」写本(復刻版)
- 「敦煌の漢語経典の写本」のマイクロフィルム
- 「ギルギット写本」のマイクロフィルム
- 「六カ国仏教研究の学術誌」
- 「Journal Asiatique 」(フランスのジャーナル)
- 印度仏教史地図
- ガンジーの直筆書簡
- ネルー・インド初代首相のサイン入り書簡
- 翻訳名義大集(マハーヴィユトパッティ)(チベット聖典の写真複製)
- 中観頌広釈―正理海 (龍樹著『中論』の注釈書 木版) (チベット聖典の写真複製)
- ターラナータ著『インド仏教史』(チベット聖典の写真複製)
ロケッシュ・チャンドラ博士のプロフィール
東洋学・サンスクリット語の権威であるラグヴィラ博士が1935年、「東洋の精神遺産を世界の共有財産として未来に伝える」ことを目的にインド文化国際アカデミーを創設。
子息のロケッシュ・チャンドラ博士が受け継ぎ、アジアの仏教・芸術・文学・歴史の文献を集めた『シャタピタカ(百の法蔵)』シリーズを500冊近く発刊し、東洋文化の普及と保存の活動を続けている。
故・中村元博士は、同アカデミーが「政府によらず、民間人によって創立された」ことを高く賞賛。世界有数の私立の研究機関である。